What is SYME?
英語と聖書で広がる世界。
SYME(エス・ワイ・エム・イー)は、英語で聖書を学ぶ学校です。週4日、1日約11時間英語のみで生活することによって、英語はもちろん、聖書の基礎知識も身につけることの出来る場所です。
SYMEは、アメリカ・ニューヨーク州に本部を置くワードオブライフというプロテスタントのキリスト教宣教団体により運営されています。ワードオブライフは、聖書学校や青年伝道、キャンプなどの働きを世界約70か国で行っています。
English
英語
SYMEでは、週4日、英語のみでクラスを受け、英語のみで生活します。全員が英語名を持ち、英語名で呼び合います。もし日本語や英語以外の言語を話してしまうと、ルールとして100円を自主的に払わなければなりません。
SYMEの英語クラスの講師は全員英語のネイティブスピーカーで、クラスは習熟度に合わせた少人数制のディスカッション形式で行われます。Writing(書き)、Reading(読み)、Listening(聞き取り)、Pronounciation(発音)などをただ学ぶのではなく、クラスの中で先生やクラスメイトとの会話やチャペルでのリードを通して、学んでいることを実際に使うことにより実用的な英語を身につけていきます。
SYMEで学ぶことにより、英語でコミュニケーションを取れるようになるだけではなく、海外の大学や神学校に留学するのに十分な英語力を身に付けることができます。
Bible
聖書
SYMEでは、クリスチャンの成長の助けとなる様々なテーマについて週ごとに学びます。テーマに沿った毎朝のディボーションを通して毎日聖書を読むことの大切さを学び、日々の習慣として身につける訓練になります。
また、週4回のチャペルの時間では、賛美、暗唱聖句などの後、メッセージを聞き、その週のテーマについて聖書は何と言っているかを学び、考えます。
テーマ例:Temptation(誘惑)、Forgiveness(赦し)、Tongue(口・ことば)、Self-Image(自分のイメージ・価値)など
聖書クラスでは、ヨハネの福音書、使徒の働き、旧約聖書概論、福音などを学びます。自分で読むだけでは難しい聖書の箇所も掘り下げて学び、基礎を築き、聖書理解を深めます。また、ただ聖書を学ぶだけではなく、聖書が自分と実際にどのような関係があるのかを学び、考えます。
(※テーマや聖書クラスの内容は変更になる場合があります。)
Life
日々の生活
1年に数回、スクール・トリップに出かけます。これまでに、公園でお花見、姫路城、明石海峡大橋など様々な場所へと行っています。SYMEは勉強だけではなく、たくさんの思い出をつくることができる場所です。
SYMEは、日々の生活の中でお互いへの配慮を、与えられた課題や仕事を忠実にこなすことやルールを守ることを通して自己訓練を、またルームメイトやクラスメイト、スタッフとの関わりの中で協調性やチームワークを学び、自分自身についても知ることができる場所です。お互いに励まし合い、助け合い、ともに喜び、笑い、時には悲しみ、困難に直面し、それぞれの時を通って一緒に成長し、まったく知らなかった人たちが家族のようになり、またそれぞれの場所へと羽ばたいていきます。SYMEを去った後も一生続く友情を築くことができます。SYMEで過ごす時間は、一生忘れられない経験になるはずです。
A Day at SYME
※スケジュールは学期や週により異なる場合があります。
9:20-9:50
Quiet Time
(ディボーション)
生徒とスタッフはその日のチャペルのテーマに沿ったディボーションをします。指定された聖書箇所を読み、その箇所から学んだこと、疑問に思ったこと、また自分が生活の中で実践したいことなどを書き留めます。
10:00-12:50
英語・聖書クラス
クラスは1コマ50分です。聖書クラス、英語クラス、読み書き・発音クラスがあります。
13:00-14:00
昼食
各自用意してきた昼食を食べます。
14:00-14:50
チャペル
火曜日から金曜日はチャペルがあります。週ごとに決められたテーマに沿って学びます。生徒やスタッフがそれぞれ日替わりで司会進行、証、スキット(寸劇)、暗唱聖句(テーマに沿って決められた聖書箇所の暗記)、通訳といった役割(チャペル ジョブ)が与えられます。プログラムには祈り、賛美、証またはスキット(寸劇)、暗唱聖句があり、そして最後にメッセージが語られます。メッセージはディスカッション形式で、メッセージ中に数回与えられる質問について隣に座るパートナーと話し合います。
15:00-15:35
ファミリータイム
“Family Time(ファミリータイム)”とは分かち合いの時間です。生徒とスタッフが男女別になり、Quiet Time(クワイエット・タイム=ディボーション)で考えたことや学んだことなどを分かち合います。(※水曜日〜金曜日)
15:45-17:15
ミニストリークラス・エンカウンター
このクラスでは、伝道、キッズミニストリー、リーダーシップトレーニングや弟子訓練など様々なミニストリーについて学び実践していきます。またバイブルクラブの準備もします。バイブルクラブでは、生徒がチームとなってゲーム、ディスカッション(分ち合い)などのプログラムの企画を準備し、決められたテーマについてプレゼンテーションを行います。
エンカウンターは生徒達が日本語で聖書を学んだり、交わりを持ったりする時間です。アクティビティーの内容は学期や週により異なります。
17:30-18:30
夕食・ゲーム
火曜日から金曜日はsymeが準備する夕食を全員で食べます。夕食後にはカードゲームをしたり、スタッフと話したりしています。
18:30-20:00
自習時間
21:00
解散・帰宅
SYMEで解散です。月曜日〜金曜日は22:00、土曜日・日曜日は23:00までに各自帰宅します(SYMEが用意する住居に入居する場合)。
23:00
消灯
月曜日〜金曜日は23:00、土曜日・日曜日は24:00までに消灯です。
SYME Weekly Schedule
※スケジュールは学期や週により異なる場合があり、上記スケジュールは一例です。
Stories of Alumni
卒業生の声
(写真左)
Keita “Jonah” Hoshino/Class of 2008-2009
日本伝道福音教団高田聖書教会青年担当 星野恵太(2008年度卒業生)
私がSYMEで学んで良かったと思うことは数多くありますが、1番を選ぶとするなら献身へと導かれたことです。私は牧師家庭で育ちましたが、牧師になることには抵抗がありました。SYMEにも「聖書を勉強してみようかな、英語も話せるようになったらいいな」という軽い気持ちで入学しました。SYMEでは毎週ごとに決められたテーマを学びます。その週のテーマは「キリストの生涯」でした。教会で育った私にとって特別なテーマではありませんでしたが、未熟な英語力を駆使して必死に学ぶと新鮮に感じました。チャペルではメッセージが語られ、その日はヨハネの福音書17章を開き、十字架にかけられる前にイエスがささげた祈りについて取り上げられました。「イエス・キリストは私たちを救うためだけにこの世に来てくださったのではありません。生きて、祈り、私たちの模範となってくださったのです。」というメッセンジャーの言葉が心に響きました。イエスが、その一生涯を私のために生きてくださり、祈ってくださっていたことを理解した時、それまで経験したことのない心からの喜びと涙が溢れました。私はこの時、この方に一生を通して仕えようと決心し、「どのようにしてあなたに仕えたら良いですか?」と祈り始めました。2週間後、青年宣教の授業を通して神様は答えをくださいました。日本の牧師の高齢化と、次世代宣教の必要を学び、それは私の心の重荷となり、自分が青年宣教に召されていることを確信しました。それから7年の学びを経て、神様は私が祈り続けていた青年宣教に従事できる場所を与えてくださいました。SYMEを通して私に志を立てさせ、私の内に素晴らしい計画を始めてくださった神様に感謝します。
Hitomi “Tammy” Kobayashi/Class of 2011-2012
会社勤務 小林 ひとみ(2011年度卒業生)
「TOEFLは受けたくないけどインターナショナルな環境に行きたい!」そう思っていた高校生の私は、進路にとても悩んでいました。私は海外(パプア・ニューギニア)生まれで、小学校 3 年生から日本に住んでいました。 高校卒業後は英語を話す環境に行きたかったので、アメリカへの留学を考えていました。しかしTOEFLが乗り越えられない壁だと感じ、インターナショナル育ちなのにというプライドにも苦しんだし、先があまり見えなくなって心が沈んでいました。悩みがピークの時に、兄との会話が方向転換するきっかけになりました。「人生は必ずしも思い通りになるものじゃない。流れに身を任せたら?」私はその言葉を受け取り、神様に祈りました。「神様、あなたが私に行ってほしい場所はどこですか?そこに行きたいです。」祈って確か数日後、SYMEの存在を知りました。一瞬で「ここに行きたい」と思いました。神様に示された場所であるという確信、両親の快諾もあり、SYME への進学が決まりました。在学中のことは語り切れませんが、この学校を通して与えられた、かけがえのないものを2つシェアします。それは、「イエス・キリストへの深い関心」と「信仰の友」です。私はクリスチャンの両親に育てられ、幼少期からイエス様を信じていました。英語で聖書を勉強するSYME での生活を通して、よりイエス様を求める心が与えられました。また、その心を共有する友の存在の大きさに気付きました。この2つを与えてくれた神様とSYMEに心から感謝します。自分の人生を神様に任かせる大切さは、今も学び中です。自分の力で何とかしなくてはと心が騒ぐとき、この聖書の言葉がガイダンスとなっています。「人は心に自分の道を思い巡らす。しかし、その人の歩みを確かなものにするのは主である。-箴言 16:9」
Yearly Schedule
年間スケジュール
2023年度の生徒募集は現在受け付けておりません。
2024年度についてのお知らせ
2024年 Word of Life Japan 計画
Word of Life Japanの目的は福音伝道、次世代の日本人クリスチャンの弟子化、地域の教会を支援することであり、これからも変わることはありません。
SYMEプログラムは、その目的を達成するためにこれまで15年以上もの間神様が用いてくださったミニストリーの一つです。神様の祝福により、SYMEの卒業生の中には牧師や宣教師や教会のスタッフもいます。そして多くの人が英語力と神様の知識を育てることに役立ってきました。チームとして今より更に神様と日本人の学生たちに仕えるにはどうすればよいか祈り始め、祈りを込め考えた末、神様が私たちに「福音伝道と次世代の日本人クリスチャンの弟子化」を特に導かれていることを感じました。
これを受けてWord of Lifeチームは「日本語の学びと新しいミニストリーパートナーシップ」のように、私たちが更に発展させていきたい重要な分野を特定しました。この分野を向上させるため、Word of Life Japanは一時的にSYMEプログラムのミニストリーを中止することを決定しました。この期間にチームは「日本語能力の向上、卒業生との結びつきの強化、新たなミニストリーパートナーシップの構築、SYMEプログラムの改善、そしてこれからの働きのための場所の見直し」に取り組んで参ります。これらの分野に注目することで、キリストの愛を日本の人々に伝える目的を達成するためのより良い準備ができると信じています。このSYMEプログラムの一時中止は現在進行中の地域の教会でのミニストリーに影響はありません。将来、神様の栄光のためにSYMEがどう用いられ続けるか期待しています。
箴言3章5~6節
心を尽くして主に拠り頼め。自分の悟りに頼るな。あなたの行く道すべてにおいて、主を知れ。主があなたの進む道をまっすぐにされる。
私たちが知恵によって決断し、自分の理解に頼らず、神様の導きに従えるように、是非共にお祈りください。
SYME責任者 ケリー・スミス
Q&A
よくあるご質問
Q. キリスト教のことはよくわからないのですが、入会できますか?
できます。SYMEに来るまでキリスト教について聞いたことがなかった・知らなかったという方も多いので、ご安心ください。
Q. 英語のレベルはどれくらい必要ですか?
英語が全く分からずに来られる方がたくさんいらっしゃいます。学ぶ意欲があればぜひお越しください。
Q. 土曜日と日曜日と月曜日はお休みですか?
お休みです。家(地元)に帰ったりどこかに出かけたりとご自由にお過ごしください。土曜日は、アクティビティーが行うことがあります(※参加は自由)。英会話カフェは毎週土曜日ですが、参加は自由です。
Q. 祝日はお休みですか?(ゴールデンウィークなど)
SYMEでは学期中は日曜日と月曜日を除き、祝日は関係なくクラスがあります。ただし、ゴールデンウィークに関してはお休みとなっています。
Q. 休みをとることはできますか?
できます。事前にスタッフまでお申し出ください。
Q. 見学は可能ですか?
見学は随時受け付けています。入学を検討されている方は1泊のみ無料で宿泊が可能です。事前にお電話またはメールにてお問い合わせください。
Q. 英語名はいつ、どうやって決めるのですか?
入学前に自分で考えたり、誰かに相談したりして決めて来られる方もいらっしゃいますが、SYMEで決められる方も大勢いらっしゃいます。わからない場合は、SYMEに英語名がたくさん載った本もありますので、お名前と似た発音の英語名や同じ意味の英語名を本で探してみたり、スタッフに相談したりしてみてください。
Q. 寝具(シーツ・掛布団・敷布団・枕・毛布)の貸し出しはしていますか?
していません。持参していただくか、最寄りのお店で購入していただきます。
Q. 聖書(英語の聖書)は必要ですか?
毎朝のQuiet Time(クワイエット・タイム=ディボーション)や聖書クラスなどで必要です。SYMEにて英語の聖書の貸し出しが可能です。聖書をお持ちでない方や英語の聖書をお持ちでない場合は、バイリンガル聖書(いのちのことば社)のご購入をおすすめしています。
Q. 近くにスーパーなどはありますか?
SYME、寮(アパート)、スーパー、郵便局などはすべて歩ける範囲にあります。姫路駅からSYMEまでは徒歩約15分です。
Q. 食事の提供はありますか?
火曜日から金曜日の夕食はSYMEからの提供がありますが、昼食は各自ご自分でご準備いただき、SYMEで食べます。
Q. 生徒の年齢層はどれくらいですか?
高校卒業または同等の資格があれば入学可能です。年齢層は毎学期異なりますが、これまでには16歳から60代の方まで幅広い年代の方が来られています。
Q. 期間はどれくらいですか?短期での参加は可能ですか?
SYMEは全8か月のプログラムです。卒業するには8か月すべてのプログラムを修了していただく必要がありますが、1か月だけや1学期だけの参加、また学期途中からの参加なども可能です。ご検討中の方はお問い合わせください。
Q. Wi-Fiはありますか?
SYMEにはフリーWi-Fiがありますが、寮にはありません。必要な場合は、各自でご用意ください。
Q. 学費の他にかかる費用はありますか?
あります。学期ごとにおひとり1,000円を寮に用意されている封筒に入れ、各寮で必要に応じて掃除用品やトイレットペーパーなどを購入していただきます。学期末に余ったお金は、各寮で相談しご自由にお使いいただきます。
Q. アパート(寮)の様子が知りたいです。
男女それぞれSYMEから徒歩数分の場所にあります。最多4〜5人での共同生活となるため、トイレ、浴室、キッチンは共用です。各部屋には2段ベッドが設置されており、最多2人でのルームシェアとなります。冷蔵庫、洗濯機、シンクやコンロのキッチン設備(食器類、鍋、フライパン、包丁、計量スプーン、保存容器などのキッチン用品あり)、湯沸かしポット、電子レンジ、トースター、炊飯器、掃除機、冷暖房機器、タオル干しラック、洗濯バサミ付きハンガーなどはありますので、ご自由にお使いいただけます。
Q. アパート(寮)に荷物を収納する場所はどれくらいありますか?
3段の引き出し収納ケース(写真右、幅46.2cmx奥行34.7cmx高さ16.3cm)とハンガーラック(写真左、ハンガーあり)があります。ハンガーラックは数に限りがあるため、入居人数によってはルームメイトと共用になる場合があります。